【SEO担当者必読】ウェブマスター向けガイドライン(Google 検索の基本事項)とは? 中学生でもわかる要約
SEOをはじめた方や、SEO担当者の方は、「ウェブマスター向けガイドライン」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
検索エンジンを利用する上で、把握しておくべき内容です。
そして、変化の激しい検索エンジンですから、最新のガイドラインを把握しておくことも重要になります。
そこで、2023年時点のGoogleが公開している「ウェブマスター向けガイドライン(Google 検索の基本事項)※」について、中学生でもわかるくらいの内容に要約します。
これを理解せずにはSEOをはじめられないため、「SEO初心者でも理解できる」を徹底意識しました。
※ 2022年10月、ウェブマスター向けガイドラインは「Google 検索の基本事項」に名称変更
ウェブマスター向けガイドライン(Google 検索の基本事項)とは?
ウェブマスター向けガイドライン(Google 検索の基本事項)とは、ずばり「Googleのマニュアル」です。
Google検索エンジンにおいて、Webサイト運営者が「すべきこと」「しない方が良いこと」が書いてあります。
「ウェブマスター向けガイドライン」は旧名称ですが、その名の通り「ウェブマスター=Web運営者」向けのドキュメントです。
検索ユーザー向けのものではありません。
ウェブマスター向けガイドラインに書いてあること
ウェブマスター向けガイドラインのポイントは、ずばり以下の3つです。
- Webサイト・ページが、そもそも検索エンジンに登録されるのに必要な条件
- Webサイト・ページの評価が下がったり、表示されなくなったりする原因
- 検索一覧の順位を上げるための基本ルール
① Webサイト・ページが、そもそも検索エンジンに登録されるのに必要な条件
以下の2つについて解説します。
- インデックスとは?
- インデックスされるための最低要件
インデックスとは?
検索エンジンに、Webサイトやページが登録されることを「インデックス」といいます。
インデックスされてないと、何をしても、検索結果に表示されることはありません。
よって、いかなるSEO対策も、まずはサイトをインデックスさせるところからはじまります。
インデックスされるための最低要件
最低限、以下が満たされれいるWebサイトであれば、Googleが発見してインデックスされます。
- ページが公開されている
- Googleのクローラがアクセスできる(ログインが必要なページなどでない)
- ページにエラーが発生していない
- ページのテキストコンテンツがサポートされているファイル形式
- コンテンツがスパムに関するポリシーに違反していない
いずれも、真っ当なWebサイトであれば特段意識することはありません。
② Webサイト・ページの評価が下がったり、表示されなくなったりする原因
Googleのスパムに関するポリシーに違反すると、Webサイト・ページの評価が下がったり、表示されなくなったりします。
このポリシーページは非常に長く、こちらも把握するのに一難ですが、よっぽどのことがない限り違反しません。
本記事後半で、どのような行為がガイドライン違反に当たるのかも解説します。
③ 検索一覧の順位を上げるための基本ルール
インデックスされているページの、検索順位を上げるための基本のポイントです。
- ユーザーファーストなコンテンツを作成する
- ユーザーが検索するキーワードを意識したコンテンツ・記事構成を作成する
- リンクをクロールできるようにする
- コミュニティ参加やSNSなどを通じ、サイトに関する情報を発信する
- 画像や動画を適切に入れ込む(ファイルサイズを軽くするなど)
- 構造化データを適切に作成する
- 検索結果に表示したくないコンテンツなどを対策する
ほとんどは、一般的なWebライティングをおさえている方なら、無意識のうちに網羅しているポイントかと思います。
また、「ユーザーファーストなコンテンツとは何か」については、入念に深掘りすべきテーマなので今回は省きます。
「サイトに関する情報を発信する」については意外と思われた方も多いかもしれません。ガイドライン上で「自分のサイトで紹介しているサービスや製品について、同じような志向の人々と交流できるコミュニティに参加しましょう。」と書いてありますので、発信力もしっかり重視していることがうかがえます。
ウェブマスター向けガイドラインに違反するケース
「ガイドライン」というからには、ルールを守らなかった際には違反を受け、サイトやページの評価が下がることがあります。
ガイドライン違反にあたるのは以下のような行為です。
- クローキング(ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示すること)
- ページの訪問やクリックによって、ユーザーに害をもたらす
- マルウェア感染など、セキュリティの脆弱性がある
- 有害なページにユーザーをリダイレクトさせる
- 検索結果を操作するための不適切なSEO施策
- 隠しテキスト(白背景に白文字でキーワードを隠す、など)
- 隠しリンク
- キーワードの詰め込み(キーワードスタッフィング)
- リンクスパム、リンク売買
- 誤解を招く機能(実際の記載と異なるサービスを提供する、など)
- 無断転載
- 不正な(悪意のある)リダイレクト
- 自動生成コンテンツ
- 意味のないテキスト、支離滅裂なテキスト(ワードサラダ)
- 自動翻訳やAI生成をして、人間によるチェックをされずに公開されたもの
- アフィリエイトページの内容が薄い(独自の価値がない転載など)
- 別のページからのコピーコンテンツ
- 著作権侵害
主な違反項目を紹介しましたが、ほかにも多数あります。詳しくは「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」を確認してください。
真っ当にコンテンツ制作をしている限りガイドライン違反に接触しないため、100%を把握する必要はありません。
しかし、Webサイトの評価が下がったり、ペナルティを受けたりした際は、このガイドラインに振り返りましょう。
ウェブマスター向けガイドラインのまとめ
はじめに、ウェブマスター向けガイドラインとはGoogle用の取扱説明書のようなものと書きました。
検索エンジンは、GoogleだけでなくYahoo!、Bingなどさまざまです。
そこで「Googleが、ほかの検索エンジンとは違ってどんな機能があって、どんな点に注意しなければならないのか」がガイドラインとして記載されています。