【5分で設定】WordPressのGoogleアナリティクス4(GA4)導入手順を画像で解説
「WordPressでサイトを作ったのでGoogleアナリティクス4(GA4)を導入したい」という方向けの記事です。
Googleアナリティクスの設定はとても簡単で、クリック操作とコピペ作業が主なため、初心者でも5分程度で完了します。
今回はGoogleアナリティクス4(GA4)とWordPressサイトを連携する手順を画像つきで解説します。
WordPressにGoogleアナリティクス4(GA4)を導入する手順
1. Googleアナリティクスにログイン
まずはGoogleアナリティクスにログインします。
左下にある[歯車マーク]をクリックしましょう。
2. アカウントを作成
今回は新たにGoogleアナリティクスアカウントを作成する方法で進めていきます。
[アカウントを作成]をクリックします。
アカウント名はなんでもOKです。このアカウントに複数の測定IDを作れる=複数サイトを計測できるので、会社名や組織名、サービス名などにしておくと良いでしょう。
「アカウントのデータ共有設定」はすべてチェックでOKです。[次へ]をクリックします。
3. プロパティの作成
次に、プロパティを作成します。以下の3つを設定してください。
- プロパティ名→「サイト名」など
- レポートのタイムゾーン→「日本」
- 通過→「日本円」
Googleアナリティクスの「プロパティ」とは、Webサイトやアプリなど1つにつき1つに割り当てる「単位」のようなものです。
各プロパティには、ユニークなトラッキングIDが割り当てられ、このIDを使用して、ページビュー・セッション数・ユーザー数・流入経路といったデータが収集されます。
つまり、「プロパティ名」はサイト名やブログ名でOKです。
4. ビジネスの説明を設定
「ビジネスの詳細」は、業種とビジネスの規模(従業員数)を設定します。
設定したら[次へ]をクリック。
5. ビジネス目標を選択する
「ビジネス目標を選択する」では、Googleアナリティクスを使う目的を選択します(複数選択可)。
とくにGoogleアナリティクスの使い方が変わるわけではないので、迷ったら「ユーザー行動の調査」などを選んでおくと良いと思います。
チェックをつけたら、[作成]をクリック。
6. Google アナリティクス利用規約に同意
利用規約が英語で表示されるので、まずは日本語にします。
チェックボックスをクリックしてから、[同意する]をクリックしてください。
7. プラットフォームを選択
プラットフォーム選択画面が表示されます。今回はWordPressサイトを登録するので、[ウェブ]を選んでください。
8. ストリームを作成する
「データ ストリームの設定」という画面に映るので、サイトのURLと、「ストリーム名」にサイト名を入れます。
入れたら、[ストリームを作成]をクリック。
9. Google タグをコピーする
今回は手動でWordPressにタグを設置する方法を紹介しますので、[手動でインストールする]をクリック。
(WordPressで「Site Kit by Google」というプラグインを入れていれば、[ウェブサイト作成ツールまたは CMS を使用してインストールする]で解説されている手順で設置できます。)
「手動でインストール」の画面で、計測タグをコピーします。
10. Google タグを設置する(GA4タグの設置場所)
コピーしたコードを設置(ペースト)します。
WordPressのテーマによっては、管理画面上で簡単に設置できます。
- Cocoon
- THE THOR
- AFFINGER
- JIN
- JIN:R
- SANGO
- など
※ 2023年6月時点の情報
■ Cocoon(コクーン)の場合
Cocoonの場合、[Cocoon 設定]>[その他のアクセス解析・認証コード設定]>[ヘッド用コード]に貼り付け、[変更をまとめて保存]をクリック。
■ JIN:R(ジンアール)の場合
JIN:Rの場合、[JIN:R設定]>[計測タグ設定]>[2 . Googleアナリティクスの計測タグ]にペーストし、[この設定を保存する]をクリック。
※ 保存時、403(Forbidden)エラーが出ることがあります。その場合は、 レンタルサーバーの「WAF設定」をOFFにします。
■ WordPressのプラグインで設定する場合
テーマ上に計測タグを設置する機能がない場合は、以下のプラグインの使用をおすすめします。
- Site Kit by Google
- GA Google Analytics
- SEO SIMPLE PACK(SWELLテーマにおすすめ)
■ 直接headタグに貼る場合【テーマ不問・プラグイン不要】
テーマにheadタグ編集機能がない、あるいはプラグインを使用したくない場合、ソースコードに直接貼り付けることも可能です。
左のメニューバーから[外観]>[テーマファイルエディター]をクリックし、指定のテーマの「header.php」を選択して、</head>
の直前にタグを貼り付けて保存します。
ただし、重要なファイルを手動で編集することになるため、おすすめしません。
11. Googleアナリティクスに戻り、接続を確認する
Googleアナリティクスの画面に戻り、上のアカウント名をクリックします。
先ほど追加したアカウントとプロパティが追加されているので、プロパティ名をクリック。
プロパティの「ホーム」へ移動します。
実際のWordPressサイトを別タブで開いて、「過去30分のユーザー」がカウントされていれば、正しく計測されていることが確認できます(反映まで数分時間がかかる場合があります)。
以上でWordPressサイトへのGoogleアナリティクス4導入は完了です。
GA4にアクセスが反映されない場合
上記の手順でGoogleアナリティクスの設定を完了させたにもかかわらず、時間を置いてもアクセスが反映されない場合は、以下のような原因が考えられます。
- 計測タグが設定されていない、正しく保存されていない
- 計測タグが間違っている(正しくペーストできていない)
- プロパティの選択を間違えている
サイトにGoogleタグが正しく反映されているか確かめるには、検証ツールを使用してください。
Chromeなら、画面上を右クリックで[検証]を選択します。
検証ツールを開くとソースコードを見ることができ、その上を一度クリックした状態で、Macなら「⌘+F」でコード検索ができます。
Google tag
と検索し、以下のように貼り付けた計測タグがあれば、設定は反映されていることがわかります。
WordPressのGA4導入後にすべきこと
WordPressサイトのGoogleアナリティクス設定が完了したら、次の設定もしておきましょう。
- サーチコンソールの設定
- IPアドレスの除外(自分や特定のユーザーのアクセスを計測させない)
- アナリティクスにユーザーを招待する
それぞれ必須ではありませんが、より正確にアクセスを解析したり、チームでアナリティクスを利用する際に設定してください。