ドメイン年齢とは? 調べ方とSEOへの影響を解説【大きいほどよい?】

ドメイン年齢とは? 調べ方とSEOへの影響を解説【大きいほどよい?】
公開日: 2023/06/07
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更新日: 2023/06/07
目次

「ドメイン年齢」とは、検索エンジンにドメインが登録されてからの期間のことです。

このドメイン年齢が大きいほど、SEOにもメリットをもたらすのでしょうか。

ドメイン年齢の調べ方や、Googleのジョン・ミューラー氏のコメント等をふまえながら、本記事では以下を解説します。

ドメイン年齢とは?

ドメイン年齢とは、その名のとおりドメインの年齢です。

正確には、Googleなど検索エンジンに、ドメイン名が登録されてからの期間を意味します。

ドメインの年齢であって、サイトの年齢ではない点に注意してください。

ドメインとは?

ドメインとは、インターネット上のサイトの住所のようなものであり、サイト公開時に取得が必要になるURLの一部でもあります。

たとえば、本サイトのURLである「https://creatopia.jp/」では、「creatopia.jp」がドメインです。

ドメイン年齢は「ドメインエイジ」とも呼ばれます。海外SEO事情を調べるときは「domain age」で検索すると探しやすいです。

ちなみにドメインの最後の部分(「.jp」「.com」など)を「トップレベルドメイン(TLD)」といいます。TLDとSEOの関係については以下の記事をご覧ください。

ドメイン年齢の調べ方(チェックツールの使い方)

ドメイン年齢は、Web上のツールを使用することで簡単に調べられます。

「IP分散及びドメイン年齢チェックツール」で調べる

IP分散及びドメイン年齢チェックツール」のページへいき、調べたいURLを入力して[チェックする]をクリックします。

「IP分散及びドメイン年齢チェックツール」での調べ方
▲ 改行して複数のドメインを調べられる(100件まで)

チェックが完了すると、以下のような画面になり、ドメイン年齢が表示されます。

「IP分散及びドメイン年齢チェックツール」の調査結果
▲ Appleのドメイン年齢が36年……! 調査時2023年なので、1987ごろ

「ドメイン年齢 - ドメインエイジ」で調べる

ドメイン年齢 - ドメインエイジ」のページへいき、ドメインを入力("http://"や"https://"の部分、最後のスラッシュ"/"は省く)して[ドメイン年齢を調べる]をクリックします。

「ドメイン年齢 - ドメインエイジ」での調べ方

ドメイン年齢が大きいほどSEOにも効果がある?

結論として、ドメイン年齢の数値が、SEOに影響を与えているとは言えません。

Google's John Mueller responded with a resounding "no" when he was asked if domain age matters for ranking in Google's search results. John responded on Twitter to the question by simply saying "no" and adding no more detail.
(ジョン・ミューラーは、Googleの検索結果のランキングにおいてドメインの年齢は重要ではないと回答しました。シンプルに「no」と答え、それ以上の詳細は述べませんでした。)

出典:Google Says Domain Age Doesn't Matter For Search Rankings

ジョン・ミューラー氏とは、SEOについて情報発信しているGoogleの中心人物です。2017年のコメントですが、ドメイン年齢のSEOへの影響を明確に否定しています。

あくまで傾向として、単に「ドメイン年齢が大きい=サイト運営歴が長い」ということになるため、コンテンツ数や被リンクが充実しておりサイト評価も高くなるだけです。

たとえば、「creatopia.jp」は2021年取得のドメインですが、当時は個人ブログとして月1〜2本の記事投稿をしていた程度のため、大した評価はありませんでした。

2年経った現在(2023年)は、「Creatopia」の名称を法人化したうえ、ブログをサブディレクトリに移動するなど、サイトのブラッシュアップを行いました。

定期的にコンテンツ追加・更新を行っているため、ドメイン取得時よりもSEO評価が上がっています。

5年、10年、それ以上と運営し続けていれば、ドメイン年齢関係なく、一般的なSEO対策の成果が出るだけでしょう。

ドメイン年齢が大きいとしても、サイトの更新をせず放置していたとすると、SEO評価は低いはずです。