【CSS】フォントの設定を一括指定するfontプロパティの使い方と値一覧

【CSS】フォントの設定を一括指定するfontプロパティの使い方と値一覧
公開日: 2023/06/08
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更新日: 2023/06/08
目次

毎回、以下のようにfontのスタイルを指定するの面倒ですよね。

.test-text {
  font-family: Montserrat, sans-serif;
  font-weight: bold;
  font-size: 16px;
  line-height: 1.8;
}

fontというプロパティを使うことで、すべてを1つにまとめることが可能です。

fontプロパティの使い方

fontプロパティは以下のように使います。

p {
  font: italic bold 16px/1.5 Montserrat, sans-serif;
}

このショートハンドを分解すると、以下のようになります。

p {
  font-style: italic;
  font-weight: bold;
  font-size: 16px;
  line-height: 1.5;
  font-family: Montserrat, sans-serif;
}

fontプロパティのルール

fontプロパティの使い方には以下のルールがあります。

  1. 順番がある
  2. font-sizeとfont-familyの指定が必須
  3. line-heightはfont-sizeのスラッシュの後に書く

まず、順番は以下のとおりです。

p {
  font: <①font-style(省略可)> <②font-variant(省略可)> <③font-weight(省略可)> <④font-size(必須)>/<⑤line-height(省略可、前にスラッシュ必須)> <⑥font-family(必須)>;
}

font-style、②font-variant、③font-weightの3つは省略可で、かつ順不同です。

font-sizeと⑥font-familyは必須項目となります。

line-heightはフォントサイズと合わせて使用し、16px/1.5のように間にスラッシュを入れます。

fontプロパティで指定できる値一覧

実際に検証ツールでfontプロパティを設定し、開いてみると以下のようになっています。

fontプロパティを検証ツールで確認
fontプロパティで設定できる値一覧
  • font-style
  • font-variant
  • font-weight
  • font-size
  • line-height
  • font-family

font-style

  • normal
  • italic
  • oblique

font-variant

  • normal
  • no-common-ligature
  • small-caps
  • など

font-variantもCSSの一括指定プロパティのひとつです。フォントをスモールキャップに変更できるプロパティですが、小文字のない日本語では適用されません。

font-weight

  • normal
  • bold
  • lighter
  • bolder
  • 100〜900

font-size、line-height

  • ○px
  • ○em
  • ○rem
  • ○ex
  • %
  • など

font-family

任意のフォントファミリー。

var(--font-family-arial)のように変数(カスタムプロパティ)を使うことも可能です。

参考